デライヤ砺波インター店 町田 翔さん
きっかけは、それまで働いていた会社を辞めなきゃいけなくなり、求人広告で新店のオープニングスタッフを募集していたので、面接を受けました。 あったかい仲間がたくさんいるなって感じています。 今だから話せますけど、正直、ここではもう働けないなって思いました。 「お前も、しばらく歩けないんだからカウンタ―しかないなー」って言われたんです。 苦手意識があったカウンターでしたが「自分が必要とされているんだ」、「自分の居場所はここにあるんだ」って思ったら、頑張れました。 手術後、お店に戻ってくると店長からは「2回目はないぞ」って笑顔交じりで言われました。 今まで自分は、自分が良ければいいっていう考えだったのですが、ここで働いていく中で相手のことを考える行動を意識するようになりました。それは、ここで一緒に働く仲間たちから私自身に対してそうしてくれたからだと思います。
今までパチンコ店にお客様として遊戯していたので、ある程度はできるかなと思いました。実際に働いてみると想定以上にやることがたくさんあり、最初はついていくのに精一杯でした。
実は勤務しながら社会人のフットサルチームに所属していて、練習とアルバイトの日々を過ごしていました。
昨年の年明け前、いつものようにフットサルの練習をしていた時のこと。いきなり相手選手とぶつかってしまい、ひざを痛めてしまいました。
最初は何ともなかったので、その日は病院に行きませんでした。翌日、普通に出社すると、私の膝の状態を見るや否や「病院に行け」と上司に叱られました。
診察で明らかになったのですが、ひざの骨を折る大けがをしていました。
だって、今までホールを歩き回って仕事してきたのに、いきなり骨折で歩けなくなったんですよ。
自分が上司だったら、今の状態で仕事ができるところを紹介するとかしてたと思うんです。でもダイエーは違いました。
「カウンターに座っているだけでいいから、来てくれ」って言われた時は本当に泣きそうになるくらい嬉しかったです。
店長にもたくさん相談し、分からないことはわかるまで聞いて覚えました。
そんな必死で毎日を過ごしていた、ちょうど去年のこと。3日間大阪の病院に入院し、ひざの手術をしました。
フットサルをやっていたころに比べると、完全回復ってわけではありませんが、普通に歩けるまで回復しました。
お客様からも「あんたどこ行ってたんや」「大事にしやれや」って言われいろんな人からの気遣いがとても嬉しかったのを覚えています。
働き始めて4年。人に教えることも多くなってきました。今まで先輩や上司に教えてもらったダイエーの温かさを自分も後輩に伝えていけるようにしたいと思っています。